はじめに
「目に見える情報から行動を決める」という考え方。とても大切です。
格ゲーにおける、目に見える情報は「ゲージ管理」にあたると思います。
「体力ゲージ・スタンゲージ・Vゲージ・EXゲージ」
このゲージ管理からどういう行動に結び付けることができるのか?
ひとつひとつの行動に理由付けができるので、ゲージ管理を元手に「今、どういう行動をすべきか?」を考えてみましょう。
この考え方がすべてでは無いので参考にしてもらえば幸いです。
体力ゲージ
体力ゲージから得られる情報と言えばなんでしょうか?
相手の体力が多い、少ないなどの断片的な情報だけではありません。
では、体力の状況からどういう行動をするべきなのかを考えてみましょう。
自分の体力が相手より多いとき
自分が体力リードしているので、無理にリスクのある行動を取る必要がありません。
ここで気を付けたいのがリスクのある行動を取る必要はないが、後ろにラインを下げて自ら画面端を背負うという行動はやめましょう。
体力が少ないという事は、VゲージやEXゲージ等の十分な火力を出せる状態は整っているので、隙を見せるということは禁物です。
ストVの特徴は、VゲージとEXゲージがあれば逆転できる要素が存在するので、それをケアする行動をしていくことで逆転させない立ち回りをしていこう。
相手の体力がミリの時
こういう状況になる時が非常に多い、状況別で二つに分けて考えよう。
- ①相手を画面端に追い込んでいる
- ②一旦立ち回りに戻っている
①:相手を画面端に追い込んでいる
自分が起き攻めしているという状況。
「打撃 or 投げ or シミー」で相手を倒しきれる自分が圧倒的に有利な状況です。
EXゲージなどの無敵技から逆転される要素が無ければ積極的に択を仕掛けていこう。これは読み合いにはなってしまいますが切り返しが強く、相手のターンになることが多いキャラには逆転されがちなので、なるべく堅い選択肢を選びましょう。
②:一旦立ち回りに戻っている
Vリバーサルや切り返しによって立ち回りに戻っている状況。
先ほど上述したように、自らリスクを負う必要がありません。自分から隙を見せる必要がないのです。
相手が飛んで来たら対空、前ステしたらコパン、安全な技を振る。等のリスクを負わない立ち回りをして相手を前に出させる状況を生み出していきましょう。
画像くらいの体力であれば立ち回りでワンコンボ喰らったとしてもほぼ倒されることは無いので、冷静に立ち回ることを考えていきましょう。
体力ゲージとスタンゲージの親和性
このゲームは相手をスタンさせればほぼ勝ち確定します。
相手はスタンしないためにVリバーサルや無敵技で凌いでくる可能性が非常に高いという事です。
なので、相手にプレッシャーのある攻めを展開していくことで相手を心理的に不利な状況を作っていきましょう。
画像のような状態で立ち回りに戻すという選択肢は賢くありません。スタンさせてしまえば勝てるわけですから….
スタンギリギリで立ち回りに戻ったらガツガツ前に出て相手にプレッシャーを与えていきましょう。
Vゲージ
Vゲージを保有している、していないで逆転できる可能性というのが変わってきます。
相手のVゲージが空
相手のVゲージが空ということは「Vリバーサルの切り返しができない」という訳です。
つまり、自分が攻め放題ということ、かつ相手に無敵技が無ければ自分が一方的に攻めれる状況にあるということを頭に入れておきましょう。
相手に触りさえすれば追い詰められる可能性が高いということになります。
相手のVゲージが1本以上、またはMAX
この状況から言えること
- ①相手がVリバーサルを撃てる
- ②Vトリガーを発動できる
①:相手がVリバーサルを撃てる
上手いひと程、Vリバーサルをうまく使用してくる。
なので、相手を画面端に追い込んでいる状況はVリバーサルに気を付けましょう。
特にスタン値が継続している時はVリバをガードできる攻めを組み立てると攻め継続が可能なので、後隙の少ない攻撃技でガードさせることが必要になってきます。
しかし、キャラによってはVゲージを吐かせることで逆転する目を消すことができるので、Vリバを吐かせる強力な連携を組み立てる事も時には必要になると思います。
豪鬼やユリアンなどVトリガーが強力なキャラはVリバに回してくれるとラッキーですね。
②:Vトリガーを発動できる
Vトリガーを発動できる状況。
つまり、相手は多少のリスクを負ってでもリーチの長い技からVトリガー発動ができる。
ベガであれば「スライディング発動」をよく見かけると思うが、Vトリガーを発動する連携を読んでジャンプで空振りさせる、ターゲットコンボから発動されるなら発動前にVリバするなど、Vトリガーを発動させない対策も取れるので一考の余地あり。
相手がしたいことを読むと堅く立ち回れたり、試合をうまくコントロールできるのでVゲージがMAXの時は警戒することをおすすめします。
格ゲーは相手が嫌な事をしたもん勝ちです。
EXゲージ
EXゲージを保有している、していないで火力や切り返しの有無が存在します。
相手のEXゲージが空
相手のEXゲージが無いという事は、「無敵技で切り返しされない」ということがわかります。
なので、攻め密度が濃いほど相手が攻めを凌ぎずらくなると共に大胆に攻めることもできます。かつ、自分は無敵技を考慮した攻めをする必要がないため、楽に攻めることができます。
仮に、相手が攻めている場合でもEXゲージを消費する強力な連携を組み立てることができないので攻めの密度も薄くなりがちです。
2ラウンド目から相手のEXゲージが空であれば、開幕状況は自分が有利だということがわかります。
それだけ、EXゲージが立ち回りに及ぼす影響は大きいです。
相手のEXゲージが1本以上、またはMAX
この状況から言えること
- ①立ち回りが強い
- ②コンボの火力が高い
①:立ち回りが強い
ゲージが多ければ多いほど、無敵技の切り返しを吐きやすい要素となってくるので、こちらが攻め入っている時には無敵技を警戒しておくと自分に有利に働くことがあるかもしれません。
2ラウンド目以降のゲージMAX開始はとても強力。EX突進技やEX弾等で、相手に触りに行くための要素が揃っている。
なので、開幕にゲージを吐きやすいということです。
開幕にEXゲージ消費から攻め継続されることだけは気を付けたいので、堅く立ち回ってゲージを消費させることが必要になるでしょう。
相手のEX技に対する対策を練っておくことが重要になってきます。
②:コンボの火力が高い
コンボされた時の火力が非常に高い。
自分が体力5割以下の時にシミーをされたらほぼ瀕死状態まで追い込まれます。なので、相手のEXゲージが多い時にはシミーされる行動をなるべく取らないようにしましょう。
CAが発動できる状態は特に気を付けていきましょう。
EXゲージは特に勝敗に関係してくる事が多いので、ゲージを管理してリスクの少ない行動を取捨選択していくようにしていきましょう。
まとめ
これらすべては、ゲージ管理を行っていけば自然と身に付くし、ゲージを見ることで相手が何をしたいのか簡単に仮説を組み立てることが出来ます。
自分がコンボしている時や、コンボされている時にゲージを確認する癖を付けておくと良いでしょう。
簡単にまとめ
- 体力リードしている時はリスクを負わない立ち回り
- スタンゲージが溜まっている時は攻め時
- Vゲージがある時は、VリバやVトリガーを警戒する
- EXゲージがある時は、切り返しやシミーなどを警戒する(立ち回りも)
自分が有利な状況にあるにも関わらず、自らリスクを背負って負けてしまうパターンをいくつも見て来たので、勝つべくして勝てる試合を落とさないようにしていきましょう。
以上で今回は終わります。読んでくださってありがとうございました。
それではまた。
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